春です。
新高1生は受験から解放されて,遊びに夢中になっているかもしれません。
新高2生のタイが新高1生にこんな助言をしていました。
「春休み,無駄にするなよ。」
タイは2月に進学先が決まって以降,すっかり勉強の習慣を崩してしまいました。
春休みに遊びほうけただけでなく,勉強の習慣を取り戻すのに数か月かかりました。
いえ,今もまだリハビリ中かもしれません。
それでも,高校に入学する前の期間をもっと大切にしておけばよかった,と反省しているようです。
もしあの時に戻れるとしたら,何をする?ときいてみると,こんな返事が。
「数学の予習と英単語。」
正解。
分かってるんだ~。
中学では授業内容を授業中に理解できた生徒は,高校の授業のスピードを想像できないかもしれません。最近は公立高校でも一年生の内容を1月には学び終えます。
おそろしいスピードで授業が進みます。
積み重ねの科目である数学の最初でつまずいてしまうと,後で取り戻すのは至難の業です。おまけに,部活や通学に費やす時間は中学よりも長くなるでしょうから,ともかく時間がありません。
少なくとも,最初の定期テストまでの予習をしておきましょう。
すべて理解する必要はありません。
自分が分からないところをはっきりさせておきましょう。
もう一つは英単語です。
単語力はあればあるだけ有利です。
当然ですね。
タイが塾でも学校でも言われたことは,「受験を制すには,英語を制すべし。」
データに基づき,志望校に合格できたかどうかは,英語の出来にかかっているという結論を導きだしていました。
理系も文系も同じです。
一日30個でも入学までに300個は覚えられるでしょう。
受験以降遊び暮らしてしまった人は,ぜひリハビリを行って社会復帰を果たしましょう。つまり,勉強の習慣を取り戻すのです。