実力テストで90点以上を取る方法

実力テスト

今日は,塾なし中学生にとっての三種の神器の一つをご紹介したいと思います。

それは,ほとんどの場合,無料!!
多くの中学生はこれにあまり真剣に取り組みません。

もったいない。

さて,その三種の神器とは・・・。

実力テストです。

学校で,休み明けなどに行われる,アレです。

実力テストは内申にも関係ないため,「実力」で受けてしまう人が多いのではないでしょうか?

塾なし中学生はこの実力テストを活用すると,毎回の実力テスト対策の積み重ねがあとあと効いてきます。実力テストを勉強のペースメーカーにするのです。もちろん,塾に行っていても,実力テストは強い味方になります。

実力テストといっても,範囲が決められていることが多いはずです。
それをきっちりと調べ,決められた範囲を猛烈に復習するのです。

中1,中2夏休み・実力テスト対策メニュー

普段は実力テスト対策をする時間がないと思いますので,長期休みを活用することをお薦めします。

夏休みの中1,中2の実力テスト対策の日課の一例です:

・数学:1時間(中1は30分でOK)

・英語:1時間(中1は30分でOK)

・社会+理科:1時間

・夏休みの宿題:1時間

毎日勉強できれば,一日にそれほどたくさん勉強をする必要はありません。
これなら部活があってもできるのではないでしょうか。

数学

中1,中2で使ってきた問題集の,一度でも間違えた問題すべてを解き直す。

我が家では以下の市販問題集(『完全攻略』)を使っていました。実力テスト,入試対策のために,定期テスト対策の際には,間違えた問題に必ず印をつけておくことが鍵です。

英語

中1,中2で使ってきた市販問題集(『教科書トレーニング)をすべて解きなおす。間違えたら,できるようになるまで何度でも繰り返す。

理科・社会

学校のワークを全部解き直します。

数学と英語は積み重ねの教科であるため,中学の最初からこれまでに習ったことすべての問題を解きます。当然,問題数も多いですし,英数は一度定着すると忘れることの少ない教科であるため,間違えた問題のみを解きます。

ところが,理科と社会は,習ったばかりのときには100点が取れていても,半年もたてば半分くらい忘れていてもおかしくありません。

また,理科と社会の実力テストの範囲は比較的狭く指定されていることが多いため,習いたてのときに間違えた問題だけでなく,範囲のすべての問題を解き直し,何度でも解き直します。

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国語

実力テスト対策として我が家で何かをしたことはありませんが,文法,古文,漢文,漢字のどれかに弱点がある場合には,復習しておくとよいかもしれません。現代文の読解問題の点数を上げるのは難しいですが,上記の四つは比較的短期間で結果を出しやすいでしょう。

夏休み開始時の実力

中2になってから,英語の文法で混乱しているのが見受けられました。be動詞と一般動詞の混同が甚だしい感じでした。モンは,最後の定期テストでは学年(200人中)で10番台に入っており,毎回だいたいその辺りにいるのですが,それでもこの有様ですから,まだ英語を習いたての中1,中2は既習範囲の反復演習がぜひとも必要だと思われます。

このまま受動態や現在完了に突入すると,大混乱をきたす恐れがあったため,夏休みを使って基礎を固めることにしました

そこで,数学はこれまでに間違えたことのある問題だけ解き,英語はすべての問題を解くことにしました。教材は,中1のときから定期テスト対策で使ってきた問題集です。

タイもナオも実力テストのたびにこのような対策を取って,それぞれ偏差値65-70程度の高校に進みましたので,モンもその方法にならいます。ただし,モンのこの時点での英語力は,3人の中では一番低いので,基礎固めに力を入れないと,来年の受験時に大変なことになるでしょう。

実力テストの結果

このとおりで夏休みに勉強した息子の実力テストの結果は,数学は90点台,英語は80点ほど。
(追記:この息子はその後,偏差値63程度の公立高校に塾なしで進学し,その後国立大に入学しました。それでも中2の夏休みの始めの時点での英語の仕上がりは決してよくありませんでした。中2の夏に理解度が悪くても,希望を捨てずに努力し続けることが大事だと感じます。)

英語の間違った問題を調べてみると,今回の範囲外の既習の文法や単語の綴りなどで間違いがありました。

まだまだ英語の定着には時間がかかりそうですが,実力テストをペースメーカーに今後も入試へと進めていこうと思います。
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