中1のモンの定期テストが2週間後にせまってきました。
これまで,モンは定期テストでも実力テストでも学年(生徒数200人)で10位以内に入ったことはありません。一番よくて11位,悪くて40位くらいの位置にいます。
そんなモンが昨日,「今回は10位以内に入りたいな」と言いました。
奥ゆかしいモンにしては,珍しく前向きな意志表示でした。
あと2週間で10位以内になるには,どのような対策を取ればよいのでしょうか?
定期テストで10位以内に入れる点数とは??
まず,定期テストで10位以内に入るには,何点くらいとればいいのでしょうか。
学校による,としか言いようがありません。
広い意味での地域制もありますし,狭い地域性もあります。
例えば,優秀な私立中高一貫校がたくさんある首都圏では,優秀層の多くが中学受験をして私立中に流れるため,公立中学校のレベルが落ちる,ということが考えられます。
逆に,そのような私立中高一貫校が少ない都道府県では,公立中に優秀層が残るため,学年で10位以内に入るために高得点を取らなければならない,という状況が考えられます。
また,同じ都道府県内であっても,公立高校の場合,中学のレベルはなぜか学年が変わってもほぼ一定に保たれる傾向があり,できるだけ内申点を取らせてあげようとするような簡単な定期テストもあれば,優秀層をふるい落とそうとするような難易度の高い定期テストもあります。
ですから,10位以内に入るには何点取ればいいのか,というのは,実際に10位以内に入った級友に聞くしかないでしょう💦
ただ,ざっくり言って,各教科90点,5教科で450点は取らないと10位以内は難しいのではないかと思いますので,おおよその目安として450点を想定して書いてみたいと思います。
10位以内に入る計画を立てる
10位以内に入るためには,計画を立てる必要があります。計画を立てる時点で,成功するかどうかは6割方決まっていると言ってもよいと思います。
中学生の段階では,計画以上の勉強をする子供はあまりいないでしょう。むしろん,計画倒れに終わるパターンが多いと思います。計画は,「これを本気でやれば必ず10位以内に入れる」という内容でなければなりません。
計画からして10位内に入れないものであれば,10位内に入れないことは,やる前から確実です。
現実的な計画
計画を立てる際の注意点がいくつかあります。まず,現実的な計画を立てる,ということです。
例えば,これまでにあまり勉強したことのない生徒が,土曜日にぶっ続けで10時間勉強する,という計画を立てても,うまくいかないでしょう。
また,習い事や塾のある日,部活で遅くなる日もあるのに,毎日同じ時間勉強するという計画を立てるのも現実的ではありません。プールのある火曜日は2時間減らす,部活のない日は1時間増やす,といった風に,実際の生活に即した計画を立てることが大切です。
計画は一度遅れだすと,やる気をなくしてしまって,意味をもたなくなってしまいます。現実的で実行可能な計画を立てましょう。
具体的な計画
計画は,具体的に立てましょう。おそらくどの学校でも,白紙の計画表が配られて,それに勉強内容を書き込んでいくと思うのですが,そのときに,「ドリル2ページずつ」などと書いてはいけません。
9月1日:「○○ワーク,p3-p5」
9月2日:「○○ワーク,p6-p8」
といったように,具体的なページを書きます。そして,終わったら蛍光ペンで消していきます。
「2ページずつ」という予定は無視しやすいですが,具体的なページを書かれてしまうとやらざるを得なくなりますし,もしやらなかったとしても,何がどのくらい残っていて,どのくらい「ヤバイ」かが一目瞭然です。
問題集を選ぶ
10位に入る問題集を厳選する必要があります。一度でも定期テストをしたことがある中学生は,これまでに自分が使ってきた問題集が10位以内に入れるものかどうかを自分で判断する必要があります。
10位以内に入るためには,最低でも90点を取れる,ということです。90点というのは,最終的に本番で取る点数であって,100点を目指して初めて取れる点数ですので,自分が使っている問題集で100点を取れるだろうか,と考えてみてください。
問題集は確かによいけれども,ちゃんと活用できてないな,とか,学校のワークの問題の数は少なすぎるから,市販の問題集を足した方がいいな,などと吟味します。
≫これさえあれば85点は確実!!学年10位に入る定期対策用問題集(英語)
≫これさえあれば85点は確実!中1 定期テスト用問題集(数学)
問題集の解きなおしを計画に含める
「問題集を活用できていない」と上に書きましたが,問題集にはよい使い方とそうでない使い方があります。
よい使い方とは,間違えなくなるまで何度でも解きなおす,悪い使い方とは,解きっぱなし,です。問題集を解きなおす時間も必ず計画の中に入れましょう。
モンの場合は,試験の4日前までにすべての問題集を解き終えて,最後の4日間はひたすら間違えた問題の解きなおしにあてています。
息抜きとご褒美を忘れない
計画を立てるときは最もやる気のあるときですから,ついつい勉強時間をたくさん取ってしまいがちです。
でも,実際に勉強が始まってみると,勉強するということが三度のご飯より好き,というレアケースをのぞいて,とても辛い作業をするわけですから,ささやかな息抜きとご褒美が大切です。
「ささやかな」というところがポイントです。息抜きをゲームにしたとして,延々と続けてしまっては息抜きの範囲を超えてしまいます。自分に合った,短時間でリラックスできる息抜きの方法を見つけるとよいでしょう。
450点以上取って学年10位以内に入る勉強方法
10位以内に入る計画を立てたら,あとは計画通りに勉強するのみです。
モンはこれまで,10位以内に入る計画を立ててきました。
そこまでは毎回きちんとできています。
では,なぜ10位以内に入れないのでしょうか?
計画どおりに勉強が進まないため,時間切れになり,問題集を解きっぱなしになっています。つまり,間違えた問題をもう一度解きなおさずにテストを受けてしまうことが多いです。
思うようにテストで点数が取れない人の原因は,90%これでしょう。問題集を3回きっちり回して,それでも期待している点数が取れない場合は,問題集を増やすなり難しいものに替える必要がありますが,その前に,間違えた問題を間違えなくなるまで何度でも繰り返し解いているかを自問することが先決です。
さあ,モン,今回は10位以内に入れるか・・・?????