【中学生(中1,中2)】2学期に偏差値を上げる夏休みの勉強方法は?勉強時間,問題集は?)

中1・中2の勉強方法

2学期からは定期テストで飛躍的にいい点数を取りたい!!

今までの自分を変えたい!!

・・・と思っている中学1年生,中学2年生!!

すばらしい意欲です!!その気持ちがもてたら,7割は実現できたようなものです。

中学1年生,2年生は夏休みも部活があるでしょうが,それでも平日よりは自由になる時間が多いのではないでしょうか。

たとえ部活が忙しくて自由時間が普段と変わらないとしても,授業が進まない分,50日間はじっくりと復習に専念することができます。

なぜ50日か!?それは後ほど。

中学生の「夏休み」はいつから始まるか?

夏休みから勉強をがんばろう!!と思うタイミングはいつでしょうか?

おそらく,1学期の定期テストが終わってすぐではないでしょうか。

中学1年生ならば,人生で最初(もしくは2回目)の定期テストを終えて,「次こそは!」「夏休みで挽回するぞ!」と思うかもしれませんし,中学2年生ならば,「来年は受験生。こんなんではやばいぞ。」「このままでは希望の高校に入れない。」などと思うかもしれません。

思い立ったら吉日。その日から「夏休み」のスタートです。1学期の定期テストが終わったら夏休みは始まると心得ましょう

たいがいの学校では,6月下旬,遅くとも7月上旬には定期テストが終わると思います。その後は成績処理期間で早帰りの日が続くこともありますし,何といっても新学期まではテストがないので,自分のしたい勉強,自分に必要な勉強を思う存分行うことができます。だから,「夏休み」は50日あると書いたわけです。

中学生(中1,中2)の夏休みの勉強法

夏休みに何を勉強すればよいか?

まず,「変わりたい」「もっといい成績を取りたい」と思ったあなた。

すばらしい!!

この段階で自分からそんな気持ちなっただけで,目的の7割は実現したようなものです。ふつうはこのやる気がなかなか出なくて困るのですから。

さて,やる気が出たあなたは,そのやる気を形に移すのみです。

夏休みの勉強のうち,優先順位の高い順に挙げてみます。

①学校の宿題

「当たり前」と思ったあなた。

えらい!

当たり前のことを当たり前にできるようなることは,中学校で学ぶべきことの一つです。中には「なんでこんなことしなくちゃいけないんだ」と思うような宿題もあるでしょう。でも,理由は分からずとも,理不尽でも,課される課題は今後いくらでもあります。その時点で理由は分からなくとも,しっかりとやりましょう。

②既習内容の復習

これまでに習った範囲の復習をします。1学期までの自分を捨てて新たな自分になるには,何より「復習」です。中学1年生であれば,範囲は広くはないので,それほど難しくないでしょう。

中学2年生の場合は,中学1年生よりは範囲は広いですが,思い出してください。中学1年生のころの授業の進むスピードはとても遅くはなかったでしょうか?

中学2年生になった今,中学1年生の内容を復習してみると,驚くほど範囲が狭いことに気づくでしょう。

中学2年生以降の授業スピードは比較にならないほど速く,また重要事項を学ぶようになりますから,このタイミングで中2までの総復習をすることは受験対策として大変重要ですし,中3まで先送りしないことは受験の合否に大きな影響を与えるでしょう。

夏休みにどの問題集を使えばよいか(中1・中2生)?

復習をするために,どんな教材を使えばよいのでしょうか。

絶対にやってはいけないことが一つあります。

それは‐‐‐

新しい問題集を買わない!!

夏休み前になると,本屋さんの前には夏休みのためのワークなどが山積みされて,ついついそれを買ったら頭が良くなるのではないか,偏差値が上がるのではないか,などと考えます。でも,店頭に並んでいるものよりもはるかに効果の高い教材があります。それは,すでに皆さんの本棚にあります。

夏休みに最大の効果を発揮する問題集とは・・・・・

それは,これまで定期テスト対策などで使ってきた問題集です。中でも,おそらくほとんどの人が使ってきたのは,学校のワークだと思います。

定期テスト対策で解いて,間違えた問題のみで構いません。それを徹底的に解き直します。

間違えた問題には印をつけておき,二周,三周と解けるようになるまで何回でも解きます。千本ノックのように,何回も同じような問題を繰り返し解くことで,体で覚えてしまう子供もいます。

それが終わった人は,学校から配られたワーク以外の問題集(例えば,塾の問題集や,定期テストのときに使った市販の問題集など)を足すとよいでしょう。

では,何の教科を勉強するべきでしょうか。得意・不得意にもよりますが,真っ先に優先するべきなのは,英語と数学です。二つは積み重ねの教科ですので,今後学習するうえで,これまでの土台固めが欠かせません。中2生の場合,1年生のときには理解していた内容でも忘れてしまっているということが考えられます。

学校ワークは書き込んでしまって使えない,あるいは何度も解いてしまってもう答えを覚えてしまっている,という場合,あるいは学校のテストで85点以上取れている,という場合におすすめの問題集はこちら⤵

レベル別に問題が分かれているので,どんなレベルの生徒さんでも使える,秀逸な問題集です。

どの問題集を解くかも大事ですが,どのように解くかはさらに大事ですので,丁寧に解いて効果を最大限に出しましょう。

≫必ず点数アップする問題集の使い方

③その他

夏休みは50日。実に長い時間です。中学3年生になると受験勉強オンリーになってしまってつまりません。中1,中2の夏休みは,ぜひ何か一つのことに挑戦しましょう!!「10月の英検に合格する」「好きな歴史上の人物にゆかりのある地方を巡る」「料理を極める」「学校の宿題の科学工作に没頭する」「本を50読む」・・・。何でもいいのです。自分が何に興味があるのかを考えるよい機会にもなるでしょう。

モチベーションの保ち方

さて,長い夏休み。

最初はやる気があったのに,3日たったらすっかり忘れて遊んじゃう・・・ってことも考えられます。モチベーションを保つ工夫をしましょう。

このあたりの中学では,夏休み明けに実力テストを行います。その実力テストで「○○点を取る!」「○○位を取る!」といった具体的な目標を立ててはどうでしょうか。中1,中2のうちから実力テストに向けて必死で勉強している人は稀ですから,がんばれば必ず結果に結びつきます。

もう一つの工夫は,計画の段階に仕込みます。夏休みの計画を詳細に立てるのです。「ドリル毎日3ページ」という計画の立て方ではなく,「8月2日:学校のワークp25-26」といったように具体的に指定します。すると,計画にそって実行する可能性が高まります。夏休みには帰省や旅行など大きなイベントがあるでしょうし,部活が丸一日の日もあれば半日の日もあるでしょうから,それをすべて書き込んだうえで,現実的で具体的な計画を立てます。

さらに,フィードバックのシステムを作り上げることができれば,万全です。その日,何時間勉強したかを記録したり,計画の中でできたことを蛍光ペンで塗りつぶして,すべて実行されているかが一目で分かるようにするとよいでしょう。実力テストを待たずに,毎日一定の充足感を感じることができるのではないでしょうか。

中学生(中1,中2)の夏休みの勉強時間は?

夏休みに学力を上げるために必要な勉強時間は,人それぞれ・・・なんて言ってしまっては何の役にも立たないので,具体的な時間を(勝手に)決定したいと思います。

先ほど書いたように,夏休みに勉強すべきことは二つです。

・夏休みの宿題

・総復習

ですから,この二つに要する時間の合計,ということになります。

学校や先生によって宿題の量に差もあるでしょうし,人それぞれの要領というものもありますが,おそらく一日1時間ずつやっても終わらないような量の夏休みの宿題が出されることはないように思います。

ですから,夏休みの宿題に要する時間を1日1時間としましょう。

さて,総復習にかかる時間ですが,これも個人差があるでしょう。総復習では,これまでに間違えた問題の解き直しが中心となりますから,それまでに習ったことをよく理解していて解き直す問題が少なければ少ないほど,必要な勉強時間は短くなります。

また,中1と中2では,既習事項の総量が異なりますから,勉強時間も当然異なります。

中学1年生が1学期で学ぶことの量はとても少ないため,夏休みの勉強時間は毎日1時間で十分でしょう。

中学2年生となると,個人差はさらに大きく開きます。中1の最初からこつこつ勉強してきて,学年のトップ2割くらいにいる,あるいはどの教科も80点以上取れていれば,毎日2時間も勉強すればしっかりと復習できるでしょう。

中1でさぼってしまった人は,中1にさかのぼってしっかりと基礎力を固める必要がありますから,これは一日に2時間では足りないかもしれません。全教科復習するとすれば3時間,英数の復習に焦点を当てるならば2時間は確保する必要があるでしょう。

つまり,中1生の夏休みの勉強時間は,最低2時間。

中2生の夏休みの勉強時間は,最低3時間,中1でさぼった場合には4時間,と言えるでしょう。

基本事項の復習を怠ると,特に積み重ねの教科である英語と数学に後々支障が出て来て,新出事項の理解がおぼつかなくなりますので,時間に余裕のある夏休みにしっかりと復習するとよいでしょう。