今日は多くの学校で2学期最後の日になるのではないでしょうか。
中3の2学期最後の日は,一つの大きな節目です。
それは,内申点が決まる日だからです。
内申点の重要性
ほとんどの公立高校の合否は,
- 内申点
- 入試の点数
の合計で決定されます。
合計点にしめる内申点の割合は,それぞれの都道府県により異なり,
さらに同じ都道府県内でも高校によって異なる場合もあります。
ナオの都道府県では,内申点の割合は比較的低いと言われています。
合計点の2割ほどしかありません。
内申点が高くても決定打にはなりませんし,
内申点が低くても本番でひっくり返すことができます。
でも,だけど,入試に臨むときに,
15点のビハインドを背負っているか,
15点げたをはいた状態であるかは,
緊張の極みにある受験生の心理に大きな影響を与えるのではないでしょうか。
ナオの内申点
さて,ナオの場合。
コツコツ型のナオは,頭が特によいというわけではないけれども
内申は悪くありません。
模擬試験の結果に記載されていた
ナオの受験校の基準内申点よりも5点ほどプラスとなります。
内申点(通知表の評価。ナオの場合は5段階評価。)を決定づける要因は
大きく分けて,3つです。
- 提出物
- 授業態度
- 定期テスト・小テスト
ナオは,1,2をきっちりとやります。
それが内申に直結することを理解しているのです。
ですから,体育や美術などのレポートでも
紙一面びっしりと感想や調べたことなどを書きます。
こういう子の場合,どんなに副教科の才能が欠けていても,
5段階中の3を取ることはほとんどありません。
また,せっかくテストで高得点を取ったのに
提出物をさぼって4になってしまうということもありません。
女の子はそういうことを1年生のときからすでに理解しているので
何とか内申を上げようと努力する子が多いようです。
対して,男子はそのような見通しがきく子が少ないため,
一般的に内申点は女子より低くなります。
ということは,同じ高校の入試本番の点数は女子よりも男子の方が高く,
入学してからも男子の方が女子よりも学力そのものは高いと言えるかもしれません。
ただし,またしても見通しの甘さから,
3年後の大学受験でも,
学力では劣るもののコツコツ勉強する女子に勝てないことも多いのですが。