1年生から安定的に90点代を出してきた英語ですが,
12月の模擬で突然70点をたたき出したナオ。
・リスニング
・長文
の失点が目立ちました。
昨日はリスニング対策について書きましたので,
今日は長文対策について考えみます。
長文対策用の問題集
すでに文法も単語もある程度定着している場合,
この時期,長文対策でもっとも役に立つのは,
やはり『全国高校入試問題正解』です。
他県の長文を読んで,読んで,読みまくる!!
「前から読む」
長文問題が解けない一つの原因は,
読むのが遅く,時間がなくなって焦ってさらに解けなくなることです。
一文一文日本語に訳さずに読み進める訓練をしましょう。
そのために役立つのは,前から読んでいくことです。
(例)
I think he is a nice guy because he helped me with my homework.
これを訳するとなると,
「彼はわたしの宿題を手伝ってくれたので,親切な人だとわたしは思う。」
となって,英文の流れとはまったく逆に,後ろから訳すことになります。
そうすると,一度ならず,二度三度と前後に行きつ戻りしながら読まなければならず,
一文を理解するのに時間がかかります。
これを前から読んでいくと,こうなります。
I think/ he is a nice guy/ because he helped me with my homework.
「わたしはこう思う。彼は親切な人だ。なぜなら,宿題を手伝ってくれたから。」
頭の中で,このような順序で理解していく訓練を重ねる必要があります。
質問文に含まれる英語がよく理解できない場合には,日本語に訳す
本文がほぼ理解できているのに問題が解けないという場合,
問題文の英語が理解できていないことがよくあります。
(例)
本文を読み,次の英文の空欄に当てはまる言葉を探しましょう。
John thinks that they can the city by giving their ideas.
このように,まずは問題文の英語を訳します。
すると,そもそもどのような品詞の言葉を探せばよいのかがはっきりします。
また,can と cityの間に動詞がはさまっていることから,
cityを目的語にとる動詞だということも予想できます。
ここまで分かったら,そのことが書いてある箇所を本文から探して,
条件に当てはまる動詞を探せばよいのです。
文法の穴を埋める
このページの頭に,「すでに文法も単語もある程度定着している場合」
と書きましたが,
長文を解いていると,ある文法の分野がまだ定着していないことが分かることがあります。
この時期に一番多いのは,やはり関係代名詞です。
特に,thatが省略されている場合には,前後関係が分からなくなり,
「うーん」と考え込んで時間がかかってしまうことがあります。
まずは,関係代名詞のところばかりワークなどで固めてから,
長文の中に出てきたときにもそれが関係代名詞だということが
わかるようにしましょう。
ほかにも,受動態や分詞など,忘れている分野があるかもしれません。
長文を解けば解くほど,自分の穴が見えてきますので,
それを見つけて埋めていくとよいようです。
ナオは,リスニングと長文の取り組み方を変えただけで,
その後は他県の過去問でも1-4個間違えるだけにとどまっています。