小学生のテストを10倍活用する方法

小学生の学力アップ術

小学生の家庭学習に何をさせたらよいのか,とお悩みのパパママもいらっしゃることと思います。わたしも子供が小学生のときには,このドリルがいいと聞けばそれを買い,あの知育玩具がよいと言われればそれを試してみたりしたものですが,お金を一切かけずに学力を上げる方法が身近にありました。学校のテストです。

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小学校のテストの活用法

学校のテストをどのように活用するのでしょうか?

まず,返却されたらテストを観察します。

観察して,分析します。

間違っても,「なんでこんな点数しか取れないの」とか「宿題もしないでゲームばっかりしてるからこんな点数になるんだよ」とか子供に言ってはなりません。

テストで悪い点数を取ったら怒られる,と子供に思わせてしまうと,テストで見つかった弱点を補強するモチベーションが駄々下がりになります。

そうではなく,テストでどのような弱点が見つかったのか,それを補強するには何をする必要があるのかを子供とともにチームとして戦略を立てるのです。そうすれば,親はもはや自分の不出来をののしる敵ではなく,自分の困りごとを解決してくれる頼りになる支援者になります。

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特にテストの復習が有効な教科

先ほども述べた通り,テストの復習の効果を発揮するのは,それを分析して,できないところを補って,次の学習なりテストなりでその補強したこと実際に発揮するときです。

ということは,同じことが繰り返される連続性のある教科において,見返しは最大の効果を発揮します。国語,算数,英語がそれにあたります。

社会や理科などの連続性の薄い教科においては,テストを受ける技術(よく問題を読む,問題で問われていることを正確に把握する,記述式の回答になれる,など)はどの分野でも共通しますが,例えば先月学んでいた鎌倉時代のテストの出題内容が,今月の室町時代のテストに役立つということはあまりありません。

一方,国語,算数,英語は,これまでに学んできた原則や法則の土台の上にさらに新たな知識を積み重ねていく教科であるため,共通事項が多く,テストの見直しは次回のテストでもその次のテストでも役立ちます。

「毎回見直す時間ないよー!」という方は,算数だけでもかまわないと思いますので,テストの見直しはどんな問題集よりも断然おすすめです。

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小学生のテストの復習方法

誤答の分析

さて,実際に復習をしようとなったときに,何をすればよいのでしょうかここでは,最も復習の効果が高い算数のテストを例に取ってみましょう。

まず,間違えた問題を一つ一つ観察します。

子供だけでなく親も「凡ミス」といって片付けてしまいがちですが,それでは向上はありません。

小学校では難しいことを習わないので,当然「凡ミス」しかありえないわけですから,なぜその「凡ミス」が起きたのかを分析しない限り,毎回同じ「凡ミス」を繰り返すのです。そして,それはいずれ習慣となってしまいます。早いうちに芽をつみましょう。

さて,間違いの原因としてよく見られるのは,

  • 数字が汚い
  • 桁をそろえて書けない

この二つです。

簡単なことのようですが,数字を分かりやすく書き,桁をしっかりそろえて間違いないことを習慣とするには,多少訓練が必要です。その訓練の機会を提供してくれるのがテストです。

「きれいに書きなさい」と口を酸っぱくして言ったとしても,子供には響かないでしょうが,テストで間違った原因を究明して,それが見にくい字体で数字を書いたため,あるいは桁をそろえて書けなかったためであったことを子供が自分で分かれば,次はきれいに書こう,というモチベーションは何倍も高まるでしょう。

観察と分析が終わったら,間違いの原因となったことに注意しながら,同じ問題を解きなおしします。

よくできたところを発見する

子供のテストをながめていると,子供の思考の形跡が残っていることがあります。例えば,答えにたどりつこうと,必死でいくつかの答えを書いて見比べたであろう形跡や,間違えないようにとメモを書き込んで工夫した形跡,難しいので後回しにするために問題に印をつけた形跡。

ついついテストが返ってくると,間違えたところに注意が行きがちですし,テストは間違えた問題こそ宝だと思うので,ゆくゆくはそれでまったくよいのですが,まだ小学生の場合には,そのような努力の形跡から何かほめるべきことがあるはずですので,それを見つけて口に出してほめるとよいでしょう。

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小学生のテストから分かる子供のポテンシャル

公立小学校でよく使われるテストをじっと見てみると,そのテストが子供の何を評価しようとしているのかが書かれていることがあります。

例えば,「知識・技能」を見るテストでは,算数の「技術」の習熟度が評価されます。

一方,「思考力」を評価するテストもあって,それはどちらかというと,その子の算数の「センス」や「ポテンシャル」を示唆しているように思います。

何を問われているのかに目を向けることによって,例えば技術・知識問題では点数が低くても思考力が高いことが示されている場合には,ポテンシャルはあるので,あとは努力と訓練により比較的短期で学力の向上がはかれる,という見通しと将来への希望・展望を得られるかもしれません。