公立高校入試・英語のリスニング対策

英語

ナオの入試本番まであと二か月。

実力テストでも模擬テストでも常に90点代を保ち,

一番の得点源だったのは英語。

「英語は勉強しなくても大丈夫ね」と放置して,

ほかの教科に時間を注いでいました。

ところが,12月初めの模擬の結果は・・・

70点。

な,ななじゅってん!????

唯一といってもよい得意教科でなぜか大失敗。

早速,失点箇所を分析しました。

・リスニング

・長文

での失点でした。

リスニング対策

早速,その日からリスニング対策を開始。

もともと英語は好きですから,

英語がまったく聞けていないわけではりません。

一番耳を傾けなければいけない部分

ナオの様子を見ていると,リスニングの解き方に問題がありました。

ナオが受ける都道府県の公立入試英語のリスニングでは

・本文

・質問

が二回繰り返されます。

このうち,ナオは一回目の本文に集中するあまり,

一回目の質問を聴くのがおろそかになります。

そうするとどういうことが起こるかというと,

二回目の本文を聴くときも,質問の答えだけを集中して探すことができず,

結局一回目同様に本文を聴くのに忙しく,

二回目の質問を聴いたときには,答えが分からなくなっているのです。

そこで,ナオにリスニングの受け方を指南しました。

本文と質問が二度繰り返される場合,

1回目の質問を聴くことに全精力を傾けよ!!

1回目の本文に少しわからないところがあっても,構いません。

まだ2回目があるのです。

特に,1回目の本文の最後の方の内容を書き取ろうとするあまり

1回目の質問を逃してしまうことのないように注意しましょう。

1回目の質問さえ正確に聞き取り,理解できれば,

2回目に本文が読まれるときに,

その質問の答えだけを集中的に探すことができます。

余分なことまでメモを取って,肝心な内容を逃すことがなくなるのです。

メモの取り方~主語を抑えよ~

メモをとるときにもいくつか注意点があります。

ナオのメモには,主語がありません。

例えば,Taiki がりんごを二個, Johnがみかんを四つ食べた,

という話がでてきたときに,

「りんご2,みかん4」とだけ書いています。

ところが,「ジョンは何をいくつ食べましたか」と聞かれると

このメモからは知りえません。

英語のリスニングはそれほど難しい内容が話されることはありませんが

行為の主体を正確にとらえ,メモをしておく必要があります。

 完璧なメモを取らない

「ジョンはハンバーガーを2つ,オレンジジュースを1つ頼みました」

という本文がありました。

ナオの様子を見ていると,「ハンバーガー2」とメモを取りましたが,

オレンジジュースについては言及されていませんでした。

ここでリスニングの鉄則を一つ。

丁寧なメモは取らない!!

ナオは,「ハンバーガー」なんて6文字も書いたせいで,

オレンジジュースのことを聞き逃してしまったのです。

短い会話文の中でハンバーガーが出てきたのですから,

「ハ ②」とだけメモすれば十分だったでしょう。

そうすれば,そのあとに出てくるオレンジジュースの話も

しっかりと聞けたはずです。
>>英語リスニングの勉強法