1月のある日のこと。
「お母さん,金曜日に英検なんだけど,何したらいい?」
と子供(ごく普通の中1)が聞いてきました。
「はい!?金曜日って三日後なんですけど・・・。」
英検4級の過去問を解いてみる
何はともあれ,まずは過去問を解いてみました。
すると・・・
全然解けない!!!!!
10問中,1問しか分かりません。
中1で習っていない英文法
過去形
過去形を知らないんですね,中1の1月では。
「この”ed”」って何?と聞かれました。
規則動詞の過去形はもとより,
頻出の不規則動詞も意味不明です。
2月には過去形を習ったようなので,進度によっては習っている人もいるかもしれません。
未来形
“be going to” も ”will”も習っていません。
過去形も未来形もこの時点で知らないって,
一年間何をやってきたんだろう???
とも思います。
比較級
これも習っていませんが,頻出です。
不定詞
toは「~へ」と覚えているので,
大混乱をきたします。
3日で合格するための対策法
英検4級のレベル
英検の説明によれば,「中学中級程度」のレベルとされています。
中2までの内容,という説明も散見されます。
・・・。
申し込む級を間違えてしまったね(涙)。
今回は諦めよう!!と言ったのですが,
なぜか対策をしたがる子供。
しょうがない,3日間,やってみるか。
合格レベル
そもそも,何割取れれば合格なのだろうか?
調べてみると,6割程度,とありました。
現在は1割しか取れていません。
あと5割,何で取るのが一番早いか・・・。
対策
過去問を解きまくる
英検4級は,出題パターンが決まっています。
とにかく,過去問を解きまくりました。
解きながら,上記の文法を解説します。
すると,段々と,「あっ!”than”て書いてるから,比較だね!」
「あっ!”ed”だから過去形だね!」
と文法を理解し始めます。
「過去問を解きまくる」ときに,量をこなすだけでなく
間違った問題を何度も解きなおすことが大切です。
5ページ進んだら,前にもどって,間違えた問題だけ解きなおす。
何度も解きなおしを繰り返していくと,
新しい問題の「×」がみるみる減っていきます。
最初は9割間違えていたのですが,6割,5割と間違えが減っていきました。
中1の吸収力をなめてはいけませんね。
3日後だと聞いて,無理だと諦めてしまった母,反省です。
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リスニング
3日間でリスニング力が飛躍的に上達することは考えにくいです。
ただし,どのような問題かを知っておくことは,
点数を取るうえでは大切です。
リスニングも何種類か形が異なりますので,
せめて本人が出題形態に慣れるようにしておくといいでしょう。
モンは一度,過去問を最初から最後までやってみました。
ほとんど意味は取れていませんでしたが,
何に気を付けて聞けばよいかが分かったようです。
その経験から,本番では答案を見ながら,
聞こえてきた単語に丸をつけていった,と言っていました。
まだ4級では,出てきた単語が答えになることが多いようです。
3日の対策の結果
見事,7割方正解して合格しました!!
たったの3日間で,正解率1割→7割の大躍進です。
中学生の集中力と吸収力は想像以上でした。
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