英語リスニングの勉強法(高校受験編)

英語

ナオがはじめて

英語のリスニングの過去問に取り組みました。

『全国高校入試問題正解』についている

CDを使って解いてみました。

英語の過去問演習はずいぶんと進んでいて,

すでに関東まで達していましたが

リスニングはやっていませんでした。

実は,この本に付属するCD,

問題と問題の間に間隔を取っていないので

自分で一時停止しなければなりません。

ですから,本人に任せることができず

だれかの助けが必要です。

わたしがそれをするのが

面倒だった・・・というだけなのですが。

よくやく解いたのは

北海道の公立高校入試の過去問。

9問中3問間違えていました。

高校入試のリスニングを聞くのは

タイの受験生時代以来です。

タイはあまりリスニングを苦にしなかったので

気づきませんでしたが

かなり早口で

難しい文も出てきていました。

ナオの受ける入試は,

英語が唯一100点を狙える教科と言われていて

英語を比較的得意とするナオは

英語で失点するわけにはいきません。

f:id:withoutjuku:20170315120855p:plain

リスニング対策法

高校生になると,

リスニングを強く勧められるようです。

タイはまったく対策をせずに

高校1年生のときに英検2級に合格しましたが

リスニングはほぼ満点でした。

原因を探ってみたのですが,

毎日通学時間に聞き流していた

『速読英単語』しか思い当たる節がありませんでした。

それ以外,ほとんど勉強していませんでしたので。

タイの高校では,教科書のCDも配られ

リスニングを勧められます。

夏休みの宿題に読む本のCDも配られます。

それほど,高校ではリスニングの大切さを

強調しているのです。

(『速単』の中学生版もあるようです。)

タイの様子を見ていると,

中学でもリスニングをもっと取り入れればよいのにと

思います。

シャドーイング

さて,音源が手に入ったら

何をすればよいのでしょう。

とにかく,「シャドーイング」につきます。

シャドーイングとは,

聞こえた英語をそのまま口に出すことです

一文聞いては,

一時停止して,聞こえた英語を

口に出します。

音読

必ず口に出してください。

口に出すことで記憶の定着をはかります。

もちろん,話せるようになるためにも

音読は必須です。

最近になって,音読の大切さも

高校で強調されるようになりました。

余談ですが,

最近は,中学では発音記号を習いません。

習わないと新しい単語を正しく覚えられないので

まずは発音記号を覚えるべきだと

受験生のタイに何度も訴えたのですが

聞き入れられませんでした。

また,英文を読むときには,

問題集に取り組むときであれ

答え合わせをするときであれ

常に音読をするようにも勧めていましたが

習慣化されていませんでした。

ところが,高校に入って

タイがまず習ってきたのは

発音記号でした。

そして,音読を徹底して行うよう指導されてきました

そのため,入学直後にはきれいに発音できるよう

わたしに特訓を願い出て,

高校1年生の1学期には

常に音読をするようになっていました。

1学期の終わりには

ひどかった発音が

劇的に美しく,なめらかになっていました。

高校2年生の現在も

音読の習慣は健在で

かなり速く読めるようになっています。

音読の効果はかなり大きいようで

高校の教科書の英文はかなり長いのですが

リスニングのみでほぼ全文丸暗記しています。

そして,この全文暗記は,

リスニング対策のみならず

長文対策や英作にも効果を発揮するのです

聞き取れない原因その1

さて,シャドイングがすらすらできれば

問題はないのですが,

聞き取れない場合はどうすればよいのでしょうか。

聞き取れない原因は4つあります。

一つ目は,単純に英語が聞き取れない場合です。

つまり,その文章を読めば理解できるけれども

耳から聞くことができな場合。

これは英語に慣れていないことが理由ですので

聞き取れない文や単語が出てきたら

放送原稿を読みます。

すると,意外に簡単な単語や文であったことに気づくはずです。

次に,放送原稿を読みながらもう一度

その文を聴きます。

その後,放送原稿を読まずに

その文を聴きます。

これで1セットです。

聞き取れない原因その2

もう一つの原因は,

出てくる単語または言い回しを知らないことです

つまり,たとえ読んだとしても理解できない場合です。

公立高校入試のリスニングに

それほど難解な単語が出てくるはずはありませんので

片っ端から覚えてしまいましょう。

また,単語力が欠けているという自覚があるならば

ぜひ単語力を強化しましょう。

聞き取れない原因その3

単語は聞き取れた。意味も分かる。

だけど文章の意味が分からない,という場合。

読んでも分からない場合です。

この場合は,長文のときと同じく

対訳を読み,どこが分からなかった点なのかを

分析する必要があります。

関係代名詞に弱いのか

to不定詞の用法を間違えたのか

前置詞の意味を正しくとらえられなかったのか。

場合よってはその単元にもどって

文法を復習する必要があるかもしれません。

聞き取れない原因その4

4つ目の原因は,

一つの単語または文が分からなくて

考え込んでいたら,

あっという間に文章が流れて行って

まったく分からなくなってしまった,

あるいは聞き逃した,

というもの。

この対策も,長文と同じです。

分からない単語が出てきても,

(意味を推測しつつ)すっとばす!!

リスニングは長文とは違い

自分のペースで進めることができませんから,

なおさらこの姿勢が必要です。

これができるようになるためには,

とにかくたくさんのリスニングの経験を積むこと。

そして,初めて聴く放送を

一度,止めずに通して聴くことです

英語リスニング対策のまとめ

①全文を通して聴く。

(過去問を解いているならば,

一度に解いてしまう。)

②1文ずつシャドーイング。

③聞き取れない場合:

  • 放送原稿(読んでも分からない場合は対訳も)を読む。
  • 放送原稿を読みながら放送をもう一度聴く。
  • 放送原稿を読まずにもう一度聴く
  • シャドーイング

④シャドーイングが終わったら

放送原稿を読みながら全文を通して聴く。

⑤放送原稿を読まずに全文を通して聴く。

(分からない箇所が多かった場合は,

何度も繰り返し聴く。)