先日,中1の子供が夏休み中に英検4級を目指そうと思う,と書きました。
≫参照:【塾なし中1生・夏休みの勉強】1か月で英検4級に挑戦!!
まだ中学1年生ですから,何をがんばってもいいのですが,どうやら英語が好きそうですので,夏休みに英語の学習を進めてみよう,という趣旨です。
・・・なんて言いながら,もう今日で1学期が終わります((;^_^A)。
具体的に何をするか,慌てて考えてみました。
中1の5月に英検5級を受けたところ,ほぼノー勉で合格しました。
英会話教室などにも行っていません。最近は小学校できちんと英語を教えてくれるようで,小学校卒業時に英検5級に合格するくらいの実力はついているようです。
中1の夏休み中に英検4級合格レベルにまでもっていこう,という目標を立てたわけですが,英検協会によると4級は「中学中級程度」とあります。
塾なし,英会話教室もなし,という普通の中1(もう一人の子供)が1月に英検4級の問題を最初に解いたときは,惨敗でした☟
今回は,さらに早く受験する予定で,中1の1学期で知っている文法といえば,be動詞と三人称以外の現在分詞くらいなもので,要するにまだ何も知らないも同然です。
さて,そんな状態から1か月で4級合格の実力をつけるには,大きく言って3つの対策がメインになります。
文法
4級には過去形も出るため,中1文法+過去形の習得が必要です。
もちろん,単語数なども中1の1学期の学校の授業だけでは到底足りないわけですが,4級に出てくる単語というのはわりと傾向が決まっているので,過去問や対策本を繰り返し解いているうちに,ある程度覚えてきます。
もちろん,単語を詰める余裕があれば,今後のためにも単語暗記をするに越したことはありませんが,中1での単語暗記はあまり楽しいものではないので,簡単なやり方を優先します。
というわけで,ここで簡単な文法ドリルの出番です。
読んで字のごとく,このドリルは「ホントによくわかる」。学校で文法を習うときのように重箱の隅をつつくようなことは一切載っていません。
英検4級では,細かい文法は問われませんから,この問題集で十分です。
しかも,「出る順」に書いてくださっているので,時間切れで途中までしかできなかったとしても,得点源となる大切な文法は最低限押さえられるのです。
さらに!!
解説動画が見放題!!親御さんが英語が苦手な方,時間をかけられない方,お子さんの自学自習を伸ばしたい方に特におすすめです。
ともかくこれを何度も繰り返し解きます。
解き方としては,
初日:1ページ
二日目:1ー2ページ
三日目:1-3ページ
四日目:1-4ページ
と増やしながら解いていきます。
最初はわけがわからなくても,10日も繰り返していると自然と覚えます。
ここで重要なことは,「必ず音読する」ということです。
発音が分からない!という方のために,CDもついていますから,必ず音読します。すると,「サンニンショウタンスウゲンザイ」なんて難しい文法用語や文法のシステムが分からなくとも,子供はすぐに体得していきます。
この問題集,演習量がやや不足しているので,この問題集⤵を足すと演習量を確保できます。
左ページに問題,右ページに答えと解説が書かれているので,解いてすぐに解説が読める点が秀逸です。「Next Stage (通称ネクステ)」スタイルです。
リスニング
英検4級の半分の問題はリスニングです。将来の話をすると,大学受験時に利用していたセンター試験が廃止されて大学入学共通テストされますが,大学入学共通テストでは,リーディングとリスニングが100点ずつという配点です。これからは,リスニングを無視・軽視することはできない時代がやってきます。
さて,そのリスニング対策は具体的に何をしましょうか。
まず,リスニングは「聴く」能力を試すわけですが,そもそもその英語を自分
が「話す」ことができなければ,人が話すのを聴き分けることもできません。
例えば,
I have a pen.
は,日本人的に発音すると,「アイ ハブ ア ペン」となりますが,ネイティブが発音すると,「アイ ハバ ペン」となります。
同様に,
I have an appple.
は,日本人的に発音すると,「アイ ハブ アン アップル」となりますが,ネイティブならば,「アイ ハヴァナッポー」となるでしょう。
なぜそんな発音になるのか!?
と不思議に思うかもしれませんが,ネイティブの発音の仕方にはきちんと原則があり,ある訓練を重ねていくと,ネイティブの発音の仕方が分かってきます。
ディクテーション(書き取り)
そこで,おうちにある最も簡単な英語CD(さきほどの『とってもやさしい英語』に付属するものや学校から配られているもの,英検の過去問や対策本のCDで構いません)を使います。
- 一文をまず聴きます。
- 聞こえた部分を書き取ります。
- 一文が完成するまで,あるいはもうこれ以上分からないところまで,5回くらい繰り返し聞き,書き取ります。
- 正解の文章を読みます。
- 文章を読みながら,もう一度さきほどの文を聴きます。
- 文字を見ないで,分からなかった部分の穴を埋めて一文を完成させます。
シャドーイング
ディクテーションが完成したら,次は声に出して発音します。
先ほどの1文を,音声に遅れずに発音できるようになるまで,何度も繰り返し発音します。
過去問対策
文法が一通り終わったら,次は過去問を繰り返し解きます。
過去問も,
1日目:1ページ
2日目:1-2ページ
3日目:1-3ページ
と増やしていき,最後は問題を丸覚えするぐらいを目指します。
しつこいようですが,ここでも音読,音読,音読!!
わが家が全員使った過去問はこちら↓
予想問題集もついてくるのが長所です。
追記:対策の末,なんとか合格しました。