もうすぐモンの私立高校入試がやってきます。
その前には最後の模擬試験で勉強の仕上がり具合を確認。
そして,本命の公立高校入試だって間近。
そんな折,モンが放った一言に驚きました。
「あのさー,テスト二週間前になったんだけど。」
はぁー!!????
何の話か,よく分かりませんでした。
よく聞けば,学年末テストが2週間後にあるのだとか。
ときは中三。
私立入試を目前に控え,公立高校入試だってすぐそこ。
いいでしょう。
一歩譲って,入試のような学年末テストをして入試対策をしよう,というならまだしも。
モンは続けてこう言ったのです。
「課題がたくさんあるんだけど。」
はぁー!!????
学校は,高校入試のスケジュールなどお構いなしに,定期テストを実施し,さらに課題まで提出させる。
まあ,よく考えれば内申はもう出ているわけだから,課題をやらずにすませても問題はないように思う。だけど,なぜ入試寸前で各自がそれぞれの対策に追われているところに,学校が介入してきて膨大な課題まで提出させようとするのか。
この問答を見ていたナオが言う。
「大学受験の前は,高校は休みになるのにね。」
その通りだ。高校は,相談や勉強を希望する人のために開放はしているが,あえてこの時期に全生徒に同一の課題を課すというような横暴はしない。
いや,千歩譲って,課題が生徒の入試に資するものだという先生方の信念から課せられているならそれもよかろう。
だけど,家庭科のワークの提出まである。
家庭科のワーク。
家庭科のワーク!
家庭科のワーク!!
・・・。
今じゃないでしょ!!
と言いたい。
こほん。
気を取り直して,改めて中学3年生の勉強について考えてみたい。
定期テスト対策と入試対策のバランスについてだ。
中1,中2の間は,定期テスト対策がすなわち入試対策だった。
一定の範囲をしっかりと理解できるようになる。それが入試対策でもあった。
ところが中3になると,定期テスト対策だけをやっているわけにはいかない。
既習事項の復習と,未習範囲の予習,さらには応用問題への対応も迫られる。
定期テスト対策にたっぷり3週間もかけていたら,それだけで3週間×5回=15週間(およそ4カ月間)も割くことになり,それだけ入試対策がおろそかになってしまう。
1月と言えば,ほとんどが既習範囲となり,暗記したことも定着し,過去問訓練の効果も夏とは比較にならないくらい上がる時期だ。入試までの1,2か月間を有意義に使うことで,飛躍的に力をつけることができる。
さらに,この時期までには内申点のほとんどが決定しており,定期テスト対策に時間をかけるのは得策ではない。
そんな時期に,学校が全員に同一の課題を押し付けるとは何事か。
さらには,家庭科の課題まで提出させる意味も不明。
上の子たちのときにはそのようなことがなかった。3年生の学年末テストは公立試験の翌日に行ったのをよく覚えているし,課題に苦労している様子もなかった。
なぜこの時期に設定したのか,その真意を先生にぜひ伺いたい。