いよいよ高校受験本番が目前に迫ってきました。
大半の受験生にとって,人生初めての受験。
「不安でたまらない。」
「落ちたらどうしよう。」
「入試前日,何の勉強をしたらいいの?」
そんな疑問をもつ受験生を応援すべく,入試前日・当日の過ごし方について考えてみたいと思います。
入試前日の過ごし方
入試の準備
前日に何より優先したいことは,翌日の準備です。
まず,入試当日のスケジュールを立てましょう。
- 入試の集合時間,持ち物の確認する
- 交通手段・所要時間を確認する→家を出る時間を決定
- 持ち物をそろえる
前日までにこれらのことができていない場合には,できるだけ早めに終えましょう。何かがないことが分かれば買いに行かなければなりませんから,夜遅くに始めるということのないように。
スケジュールの確認
日本の受験シーズンは,雪のシーズンでもあり,交通が混乱するシーズンです。大雪などの際には救済措置がありますが,集合時間に余裕をもって集合できるようなスケジュールを立てましょう。
また,万が一電車の遅延等で集合時間に間に合わないときの連絡先は控えておきましょう。
持ち物
学校の案内をしっかりと確認しましょう。特に次のものは確認と準備が必須です:
- 受験票
- 文房具
- 時計
受験票さえあれば,あとは何とでもなります。何はともあれ受験票。
文房具は学校によって指示が異なることがありますので,確認しましょう。シャープペン禁止,英語のロゴの入ったけしごむは禁止,分度器,コンパスを持って来る,など細かな指示を与える学校もあります。
落してしまった,壊れてしまったときのために,筆記用具は笑えるくらい多めに持って行きましょう!
初めての入試に意外と忘れがちなのが時計です。
時計をはずす高校も多く,時計がないと時間配分ができませんので,必ず持参しましょう。
ただし,多機能な時計は禁止,など学校によりルールが異なりますので,案内をしっかりと確認しましょう。
筆記用具と同様,壊れたとき,落としたときに備えて二つ持参すると安全です。
体調管理(睡眠と栄養)
同じく前日に優先したいことは,万全のコンディションで入試に臨めるよう,体調を整えるということです。
当日の出発時間から逆算して,起床時間を決め,さらに逆算して就寝時間を決定しましょう。遅くとも,入試開始の3時間前には起きましょう。
晩御飯をしっかりと食べて,お風呂にゆっくりとつかって心身を休めるとよいでしょう。
身だしなみのチェック
身だしなみのチェックは当日ももちろんするのですが,前日からする必要のあることがあります。
頭髪
受験勉強を必死でやっていると,気づかないうちに髪が長くなっていた・・なんてことがありがちです。受験時に身だしなみのチェックをする高校もあります。長ければ切りに行きましょう。
制服
制服のチェックも大切です。裾の丈やしわ,汚れ,ボタンなどの付属品が取れかけてはいませんか。
くつ
汚れやルール違反のものを使っていませんか。
勉強
上記のことをすべてやり終わったら,勉強をしましょう。
前日の勉強の中心は,
- 覚えてきっていないものの暗記
- 解き直し
- 時間配分の確認
- 自分がおかしがちなミスの確認
です。
やり始めたらきりがなくなるので,優先順位の高いものから手をつけていきましょう。時間を区切り,時間が来たら,体調管理を優先して勉強はやめます。
入試当日の過ごし方
早起き
前日に決めた通りの時間におきましょう。遅くとも入試開始の3時間前には起きましょう。これは人間の生物学的な問題なので,寝坊してしまうと自分の努力で取り戻すことはできません。
身だしなみ
入念に身だしなみのチェックを行いましょう。歯磨き,洗顔,頭髪。面接がある場合には特に怠ることのないようにしましょう。面接官は受験生をよく見ています。当然,身だしなみもチェックの対象となります。
入試本番
深呼吸
深く息を吸って,たくさん酸素を脳に送りましょう。息を深く吸うには,その前に息を吐き切ることが重要です。吐くことに集中すると,自然と深い息が吸えます。全教科の前に深呼吸をしましょう。
休み時間の過ごし方
トイレは何よりも優先しましょう。
また,休み時間に絶対にやってはいけないことがあります。
それは,すでに受けた試験の内容について友達と話すことです。ついつい答え合わせをしてしまいがちですが,一切話はしないようにしましょう。
答え合わせで一喜一憂しては,次の教科の出来に影響します。
飲食が許されている場合には,水分や糖分の補給をするとよいでしょう。
入試が終わった後
まっすぐ家に帰りましょう。解放感からゲームセンターに寄り道して,こってり先生に絞られらた友達がいました(笑)。
試験が二日にわたる場合には,一日目にテストの答え合わせをするのはやめましょう。これは,休み時間に答え合わせをしないのと同じ理由です。落胆して二日目のテストに臨んで,動揺からミスを重ねる恐れがあります。