改訂:小学生の英語自宅学習~独学で偏差値70・おすすめ勉強方法~

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何事も,最終目標からの逆算で,今するべきことを決めているものですが,できるだけ長い間塾なしですませるには,特にこれが大切です。

大学入学は人生の最終目標ではないものの,学生としての大きな目標であることは間違いないと思います。

その目標のために,小学生のうちに何をしておくべきか・・・??
特に,英語の準備について考えてみたいと思います。

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これまでの小学生の英語勉強法

以前,「小学生の英語自宅学習~独学で偏差値70・おすすめ勉強方法~」(https://withoutjuku.com/english-for-kids/)という記事を書いたことがあります。

そのときはまだ,中1の英語の学習速度が非常に遅かったため,「中学に入学してからでも英語は十分間に合うから,小さいころから英会話に通わせたりする必要はないよー,あえて言えばこういう教材で英語に親しんだらいいかも・・・」とゆったりとした論調で書いたのを覚えています。

わたし自身も,子供が小学6年生になったらぼちぼち簡単な文法を教えて,英語の童話の読み聞かせを思いついたときにするくらいで,特に難しいことはしませんでした。

それでも,その子供は中1で英検4級,中2で英検3級,高1で英検2級,センター試験で190点超,そして現在TOEICで900点は超えているようです。

中学入学時に特に英語に苦労したということもなかったと記憶しています。

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学習指導要領/教科書の改訂~中1の英語の定期テストの難易度が悲劇!!~

その後,文部科学省の学習指導要領が改訂され,ついに今年から中学生の教科書も改訂されました。

その改訂ぶりに,腰が抜けそうになりました。

教科書の最初の章の最初の項に,be動詞も一般動詞もごちゃまぜで出てきて,しかも肯定文だけでなく,否定文,疑問文も併せて出てきたのです。

つまり,I と youを主語とする,be動詞,一般動詞の文章は小学校で理解し終えている,という前提で中学英語はスタートするのです。

さて,それではさぞかし小学校ではしっかりと英文の基礎を教えてくれているのでしょうね,と言いたくなるわけですが,小学校のテストを見せてもらうと,単語レベルの問題ばかりで,文章の意味や文法を問われるような問題はほとんど見当たらず,さらには英語を書かせる問題もありません。選択式がほとんどです。

ところが,小学校を卒業して約2か月後の中1の定期テストは,これとはまったく別物の,超難問揃いですから驚きます。

小学校のテストとは打って変わって,中学のテストでは選択問題は非常に少なく,和文英訳,自由英作などの問題が四分の一をしめたりします。

これまでとは全く異なる難易度に驚いて,平均点を尋ねると,意外や意外。それほど低くはないのです。

つまり,どういうことが起きているかというと,これまでに英語の学習経験のあるお子さんたちにとってはそれほど難しくはないけれども,中学になって初めて本格的に学ぶ,というお子さんは点数が取れないため,平均点としてはそれほど悪くはない。ただし,格差が激しくなった,ということのようです。

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今後の小学生の英語自宅学習,何をすればいい?

実は,中学英語は,入口が肝心です。be動詞と一般動詞を使った英語の構造を理解してしまえば,あとは自制が変わったり,単語を加えたりするだけなので,スムーズに学習を進めていけます。

ところが,小学校でも文法をまともに教えられず,中学校ではすでに理解したものとして扱われ,しかも小学校で700の単語を習得したという前提で,これまでとはまったく異なるスピードで中学英語の初期の授業が進められます。

そして,小学生のころから英会話教室などに行っていた生徒は難なく理解しているのと自分とを比較して,自分は英語は苦手だ,嫌いだ,と思ってしまう生徒が大勢でてしまうことを危惧しています。

この「中1ショック」ともいえる,中学英語の入り口の対策を小学生のうちにしておくことは,スムーズな中学生活への移行と平和な親子関係にとって重要だと考えます。

文法

実は,文法に時間を割いて体系的に教えないのは,今や小学校だけでなく中学も同じです。英語の4技能をまんべんなく重視する,という方針が打ち出されてからというもの,文法に割く時間は極端に減りました。

小学校高学年であれば,外国語を体系的に理解する能力のある年齢ですから,文法を教えてしまった方が,ルールを理解して,応用することができるようになります。

ですから,むしろこれは家庭で学習するべきだと思います。

「親が英語が苦手なんだよな・・・」なんて方もいらっしゃると思いますが,中1の簡単な問題集を買ってきて,最初の3分の1を毎日10分ずつ一緒にやるだけでかまいません。

小5,6年生はすでに英語が教科化されていて,それなりに英語には触れているはずですから,その経験と文法が組み合わさったときに,真の理解へと至るはずです。

「いや,それでも親の英語力が・・・」という方は,今やなんだってYouTubeで無料もしくは格安で教えてもらえる時代ですから,お子さんと一緒にご覧になることをお勧めします。

どんな問題集が分からない,という方に,我が家で使っていた,きっと最も簡単な問題集の一つであろうと思うものを以下に紹介します。でも,お子さんと一緒に本屋さんへいって,簡単そうでお子さんがやりたいと思うものを選ぶのが最適だと思います。

英単語(書き)

実は,中学英語の入り口で苦労するのは,英単語です。

読んで意味が分かる単語はかなりあるとは思いますが,なにせ中学の定期テストは口頭試問ではありませんから,書けなければ点数は取れません。

小5,6年生の英語が教科化され,小学校ですでに700語を習得済み,という前提でテストも作られますから,中1のLesson1と2が定期テストの範囲だからといって,そこに出てくる英単語だけ書ければよい,というものではありません。

小学校の単語も,基本的なものについて読み書きできることを前提のテスト内容なのです。

ところが,先ほども述べたように,小学校では読みの習得は期待されていても,書きまでの指導は十分にされないことは,小学校のテストを見れば歴然としています。

中学初めての定期テストというのは,子供にとって初めての大きな壁です。

これまで,勉強で順位などつけられたこともない世界から,突如,5教科,多ければ9教科のテストを同時にすると言われ,まだ中学生活に慣れてもいない,体力もない中1生が,人生初の「試験勉強」をするわけです。

一方,英語で単語を覚えるというのは,はっきり言ってだれにとってもつまらない作業です。つまらなくはありますが,実はテストで点数を取るためには欠かせない作業でもあるのです。

大人にはそれが理解できますが,中1で,ほかの教科の試験勉強もしなければならない,という中で,どれだけ英単語の暗記に力と時間を注げる生徒がいるかと思ってしまうのです。

試験前に例えば100もの言葉を暗記するのは不可能ですが,これを小学校のときから少しずつ覚えていれば,中1の入り口で大きな力を発揮するでしょう。

一日1個でも上等!という気持ちで取り組めたら,中学に向けて大きな貯金ができます。

やっぱり英語も読み聞かせ!!

ここまでは,きっとどこのお宅でもできる,ささやかな英語の準備ですが,一番お勧めしたいのは,英語の読み聞かせです。

簡単で,ほとんど絵ばっかりで文章が短いものから始めます。同じ本を何度も繰り返し読みます。すると,しまいには覚えてしまうくらいになるでしょう。

単語と文法の学習を少しずつ進めていくのに合わせて,少しずつ語数の多い本を読み進めていきます。一日に5分でかまいません。それでも,積み重ねるうちに,ワルツのように「1,2,3」「1,2,3」「主語,動詞,目的語」という英語のリズム,つまり,英文の構成を理解するようになります。これが後々効果を発揮します。

多読初心者用の本はたくさんありますが,子供たちが気に入ったのは,Oxford Reading Tree のKipperシリーズです。

英語は不得意,という親御さん向けには,CD付も販売されています。

親子で一緒に読む時間が作れない!という場合は,お子さんのおやつの時間にCDを流すだけでも構いません。

多読を繰り返していくと,単語のつづりのルールを自然と覚えますから,綴りをゴリゴリの暗記で覚える必要が次第になくなっていきます。

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小学校で英語の準備をしなかった…という人も大丈夫

さて,もう中学まで時間がない,あるいはもう中学に入ってしまって,て遅れだ・・・と思った方がいらっしゃるかもしれませんが,その場合もまだまだ挽回のチャンスはあるので,大丈夫です。

ポイントは,中1の夏休みです。

きっと,中1の1学期の中間テストは何とか乗り越えられたとしても,期末テストで大きく点数を落としたかもしれません。この短期間のうちに,あまりに多くの文法と単語を知っている,さらには運用できることが期待されているため,中1から本格的に勉強し始めたお子さんにとってはつらいテストだったと思います。

でも,安心してください。まだ挽回のチャンスがあります。それは,中1の夏休みです。

中1の夏休みに,

・文法
・英単語

の復習をきっちりすれば,不足していた知識を埋めることは十分可能です。

ただし,思春期とあいまって,自暴自棄になっている場合がありますから,上手に話をもっていく必要がありそうです。

親が焦らないことが第一です。少々中1のテストで英語ができなくても,「大丈夫大丈夫。夏休みにがんばろう。そしたら2学期からは成績が絶対上がるよ!」とおおらかの気持ちで励ましてはいかがでしょうか。

親は子供の最大の味方でいたいものです。