偏差値65の高校に通う生徒の共通テスト結果

わが家の子供の場合

共通テストが終わりました。

今年は,大荒れの共通テストでした。センター試験時代と合わせても,史上最低点の平均点とか。中でも,数学IAの平均点予想は40点。50点満点ではなく,100点満点ですよ💦

そんな中,モンが共通テストを受けてきました。

第一志望は,偏差値60ほどの国立大学の工学部。もしくは,東京理科大も合格したならば同じくらい行きたい・・・という志望状況です。

1日目の文系教科を終えて帰宅したときに,「普通にできた」と言い,いい表情をしていたので,うまくいったのだろうと予想していました。

ところが,二日目の理系科目を終えて帰ってくると,「つんだ・・・」と苦笑い。

答え合わせをして,驚きました。

理系志望だというのに,数学はIAも2Bも6割前後💦

物理が9割だったものの,次によくでききたのが英語(9割弱)と,2か月くらいで仕上げた地理(8割代)で,理科数学は壊滅的・・・。

ただ,一緒の部屋で受験したクラスの友達も,軒並み数学でこけて,「数学,二つ合わせて100点満点だよね(苦笑)」と話しながら帰ってきたということで,相当難しかったのではないかという感触はすでにあったようです。

そして昨日,共通テストリサーチの結果が出ました。

結果,共通テスト利用に出した学部は,ほぼボーダーを超えていました。

また,第一志望の学部についても,驚きのA判定です。

共通テストの数学の入試が1日目でなくてよかったと心から思いますが,2日目の最初の教科だったわけで,メンタルやられてその後の教科でたて直せなかった人も一定程度いるのではないかと思います。

センターから共通テストに移行する際,記述式がなくなったり,英語の民間試験を採用することも諦めたりと,結局何をしたかったのか分からなくなりました。

その批判を交わすために今回のような奇をてらった数学の問題を採用したのかもしれませんが,思考力は二次試験で各大学が問えばいいわけで,共通テストにだれも求めていないのではないかと思います。

また,今回の試験では,数学で上位層の下位グループと中間層との差がつかず,国語英語勝負のようになってしまったため,思わぬ人が合格し,実力のある人が二次試験で苦戦する,ということがあるのではないかとも思います。

今年は,ある意味歴史的な共通テスト。来年以降の受験生は,今年の共通テスト利用入試や国立大学の一次試験の得点率を参考にする際には注意が必要です。