【高校受験】最短期間で英語を伸ばす5つの勉強方法

入試対策

「受験が近づいているのに,なかなか英語がのびない。」
「もう時間がない。短期間で英語をのばしたい。」
という高校受験生ができるだけ短期間で英語の得点を伸ばすには,どのような勉強方法を取ればいいのでしょうか?

高校入試英語の各パーツとその攻略法について書いてみたいと思います。

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高校受験英語の勉強法① 単語

1 公立高校入試の基本の「キ」は,何といっても……

単語

です。

「そんなのすでにやってるし。」
と思ったあなた。

公立高校受験に必要な単語1000語の意味を20分で言い終われますか?

「単語は分かる」というのは,1語の意味を1秒以内に瞬間的に答えられる,ということです。

“abroad”

の意味を言うのに,

「えーと,なんだったかな,なんか旅行に行くとか,いやちがうな,どういう意味だったかな・・・あ!『外国』って意味だ!」

というのは,「単語を知っている」とは呼びません。
第一,abroadは副詞ですので,「外国」ではなく,「外国へ」が正しい意味です。

学習指導要領で,中学生で学ぶとされている単語数は1200です。ただし,この中には派生語なども含まれていますので,実際には1000語に満たないでしょう。公立高校入試では,学習指導要領に含まれない単語の意味は大盤振る舞いで欄外に書いてあります。

英検3級に必要とされている単語数は2000ちょっとと言われていますから,公立高校入試に必要な単語数はそれほど多いとは言えません。定期テスト対策をしっかりとしてきた人なら,それほど単語で苦労するということはないでしょう。

ただし,その理解力は人それぞれです。

中学3年間の単語集を1冊買ってきて,1単語1秒で意味を言うのにどれだけかかるか,計ってみてください。意外と瞬間的に意味が言えない単語が多いものです。

「こんな感じの意味」という風にイメージで覚えていて,はっきりとした対訳を知らないと,結局その単語の意味は分からないということになります。

単語を覚えるというときに困ることの一つに,一つの単語に複数の意味がある場合,どれを覚えればいいのか,あるいは全部覚えるのか,という疑問があります。

とりあえず,一番最初に出てくる意味を覚えるとよいでしょう。中学生で複数の意味を知らなければならない単語はそれほど多くないはずです。

まずは1000語の意味をを覚えきり,20分以内にすべての単語の意味を言い終われるようになる,これが目標です。

そうそう,熟語はどうなるのか,と思うかもしれませんが,高校受験英語に必要な熟語はそれほど多くはありません。多くの場合,単語帳におまけに載っているので十分です。

もちろん,熟語長を丁寧に覚えてもいいのですが,欲を言えばきりがないので,最短期間で得点を上げることに焦点を当てて話したいと思います。

≫単語の暗記法~単語を覚えられない人に捧ぐ~

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高校受験英語の勉強法② 文法

さて,高校受験英語で得点するために必要な次の要素は・・・

文法

です。

公立高校入試に出てくる英語は単純ですから,基本的には1000語20分の単語力と文法が完成していれば,長文は読めるはずです。

英文法の勉強方法と問題集


さて,英文法の勉強方法についてですが,これはひたすら問題集を解いて,アウトプットをはかり,しっかりと理解度を確認し,抜けている英文法があれば補います。

文法はだいたいわかっている,という人。つまり,定期テストで80点以上はいつも取ってきた,という人は,おそらく定期テスト対策として,学校のワークに加えて市販の教材や塾の教材を使ってきたのではないかと思います。

その場合は,それを使うとよいでしょう。使い方としては,間違えた問題のみ解いていけば,穴埋めは完成するはずです。80点以上取れている場合には,今覚えているかどうかはさておき,定期テストの時点では一度は理解していたはずなので,思い出すだけで十分です。ここで余計な時間を割きたくないので,×のついている問題のみ解き直します。

これまで,定期テストのたびにちゃんと勉強してこなかった,英語は不得意だ,という人は,総復習をする必要があります。

学校のワークは教科書準拠すぎて,あまりいいものを見たことがありません。これでは受験に太刀打ちできないので,3年間の文法の総復習をさっとできるような問題集をやるといいでしょう。

例えば,中3の『完全攻略』は,「要点のまとめ」「基本問題」「実践問題」「入試対策特集」に分かれており,自分のレベルに合わせて問題を省くことができるうえ,公立高校入試の過去問を多数載せているので,実践的です。

我が家でもこれを大変重宝しました。

英文法の最重要テーマ

公立高校入試に必須の英文法を,優先順位の高い順に挙げてみます。

動詞の変化

まず何といっても,英文の構造の基本を理解していないければ,英文は読めません。

be動詞,一般動詞の「現在(進行)形」「過去(進行)形」「未来形」「現在完了形」の理解は基本のキです。

肯定文だけでなく,「否定文」「疑問文」とその応答,また命令形,禁止の命令形が,瞬時に口から出てこなくてはなりません。

定期テスト対策で使っていた問題集は,おそらく単元ごとにどれか一つの文法や時制のみを扱っていたため,混合問題になると混乱する可能性があります。

例えば,

Are you a student?

ときかれて,

Yes, I do.

と答えたり,

Do you usually go to school by bus?

と聞かれて,

Yes, I am.

と答えたり。

時制の混同もあるでしょう。時制は,特に長文を読むときに,いつの話なのかを知るうえで欠かせません。

混合問題で混乱を解くためにも,総復習の問題集を一冊仕上げるとよいでしょう。

関係代名詞

中1までは英語は分かったのに,中2の後半から分からなくなった,という人は,おそらく複文に弱いのでしょう。

中1までは,

I will go to school tomorrow.

I like to walk around the park.

など,単文(一つの主語と一つの動詞で構成されている文)しか出てきません。

ところが,中2の後半からは複文が登場します。

“I lived in Nara when I was young.”

“If you have time, please visit us.”

“I think that he is nice.”

といった,接続詞で複数の文がつながれた文が多用されるようになります。

これにより,一文の長さが長くなり,また接続詞thatの省略などで,そもそも二文であることさえ見抜けない,なんてことも起きます。

さて,複数の文章を一つにつなげる役割をする語句の中で,もっとも多用されるのが,おそらく関係代名詞です。

しかも,これを学校で教えるのが遅い!中3の夏休みが終わってから教えることになっています。学校で教えてもらうまで待っていては,中3の夏休みの長文の演習をすることができません。関係代名詞は長文の要ですから,中3の夏休み前までには先取り学習しておく必要があります。

関係代名詞の予習も,中3用の市販問題集の方が整理されているのでおすすめです。関係代名詞の概要だけつかんだら,あとはアウトプットで演習を積み,理解を深めます。

ちなみに,分詞構文も頻出文法ですので,関係代名詞の省略形として一緒にマスターしてしまうとよいでしょう。

to不定詞・動名詞

動詞の変化と関係代名詞が完成すれば,あとはおまけの文法です。

その中で最もよく使われるのは,to不定詞と動名詞でしょう。特に,to不定詞は,動名詞とは異なり,用法が複数ありますので,文脈の中でどの用法で使われているのかを分かるようになるには訓練が必要です。

最も重要な文法は,以上の3つにまとめられると思います。

これが理解できたら,受動態や比較,間接話法など,その他の細かな文法で理解できていないものを見つけ,一つずつ手稲にに穴を埋めましょう。

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高校受験英語の勉強法③長文

「単語も文法もわかっている。定期テストでも常に80点以上取っていた。なのに長文が読めない。」

という場合,どうすればよいのでしょうか。

まず考えらることは,定期テスト対策では,狭い範囲のいくつかの文法にしぼって解いていたため,こたえのおおよその検討がついていたと思いますが,受験の長文になると,これまでに習ったすべての文法のどの文法が使われているのかを自分で見抜いていかなければならず,それができていない,という可能性です。

この場合,対策は一つしかありません。過去問の長文を読みまくることです。

簡単めの長文から始めます。
制限時間を自分で設定して,一度目は初見の長文を時間内で読み終わるよう,負荷をかけます。このとき,試験本番と同じように,強弱をつけながら長文を読むことが重要です。

つまり,若干意味が分からなくても先に進んで問題がない,あるいは設問と関係のない文ならば,さらっと読み進めますが,話の展開に大きくかかわるであろう部分や設問で問われている文については,丁寧に読みます。

このとき,どうしても意味がわからなかった文には線を引きます。

設問に答え,答え合わせをしたら,次は精読をします。
強弱をつけず,すべての文の意味を取れていることを確認しながら読み進めます。分からなかった文の対訳を確認し,なぜ理解できなかったのか,原因を突き止めます。

単語の意味を勘違いしていたのか,それともどれかの文法への理解が浅かったためか。

これを繰り返しているうちに,どんどん読めるようになります。

単語と文法をしっかり理解できた人向けの,最高の長文対策問題集は,これです。

『全国高校入試問題正解』。全国の公立高校の過去問集です。
公立高校の問題というのは,全国内容が非常に似通っています。

文科省の定めた語彙を使って長文を作るしかないため,どれも同じような文章になるのです。これを北海道から順に解いていくと,最初はとうてい時間内にときい終わらないし,半分くらいしか得点できないのですが,四国に行くころには,数ミスしかしなくなっているのか驚きです。

ただし,しつこいようですが,単語と文法が完成していることが条件ですので,まだならばそちらをさきにする必要があります。

≫『全国高校入試問題正解』の詳しい使い方と効果についてはこちらから

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高校受験英語の勉強法④ リスニング

大学入試改革に合わせて,高校入試もリスニングを重視するようになりました。リスニングのために試験時間が伸びた都道府県もあります。点数にしても,三割ほどリスニング,という地域もあります。

リスニング対策も,まずは単語と文法が定着してからです。読んでも意味が分からない文章は,聞いても当然分かりません。

自分がリスニングの準備ができているかを調べるには,リスニング問題の英文を読んでみてください。リスニングの文章自体はかなり易しく作られているため,この英文が分からない場合には,単語と文法の特訓が早急に必要です。

もし読んでみて,すらすら読める,という人は,リスニング対策に進みましょう。

≫リスニング対策について,詳しくはこちらから。

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 高校受験英語の勉強方法⑤ 過去問対策

長文のところでも少し書きましたが,単語と文法が完成した人は,過去問をどんどん解くことで,頻出問題を把握することができます。

また,過去問に触れることで,自分に合った時間配分をあらかじめ決めておくことができます。

長文を先に解いてしまうのか,文法を先に片づけるのか,苦手な問題はどの大問か。それは捨て問にするのか,時間をかけるのか。でも,これを決定するのは入試の二か月前くらいでかまわないでしょう。

とにもかくにも,一に単語,二に文法,それが完成したら,過去問演習で長文とリスニング対策。

最短期間で英語の得点を伸ばす,とは言っても,結局は「単語」「文法」の急がば回れ方式になってしまうのですが,これが近道なのだから仕方がありません。覚悟を決めて単語と文法を復習しましょう。中学英語のスピードなんてたかが知れてますから,単語と文法だけならば,寝ても覚めても本気でやれば,一か月でできるでしょう。

≫高校受験までに偏差値を10上げるための5つの条件と方法